以前、資格取得のための勉強方法として、独学での方法を記事にさせていただきました。
しかし、すべての資格を独学で取得できるとは限りませんよね……
「テキストを見て独学では無理だと思った」「一人で勉強できる自信がない」という方向けに、今回は通信講座を利用した勉強方法についてご紹介したいと思います。
私は以前、医療事務の資格を通信講座を受講して取得しました。
実は一度独学でチャレンジしようとしてみたものの、挫折してしまった経験があります。
その経験も踏まえて、通信講座を受講するメリット・デメリットをお伝えします。
どちらの方法を取ろうか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
きくたがわ
大学卒業→税理士事務所勤務(5年)→残業しない事務員(現在)。
税理士事務所勤めの間に身につけた仕事・お金の知識や、残業しないための事務仕事の知恵を発信中。
通信講座を受講するデメリット
まずは、実際に通信講座を受講してみて感じたデメリットを紹介します。
総じて医療事務に関しては通信講座を受講して良かったと思っていますが、資格によっては同様にいかないかもしれないので、ご理解いただければと思います。
通信講座のデメリット① ある程度まとまったお金が必要
やはり、講座を申し込むときにまとまったお金が必要だということは事実です。
事前に調べたところ、医療事務では一式で4~5万円の講座が多かったように思います。講座によっては10~20万円するようなものもありますね。
通信講座の多くは前金制ですので、ある程度のお金が最初にかかってしまうのは仕方のないことです。
後述する教育訓練給付金を利用するにしても、事前に給付を受けられるわけではなく、一度全額支払う必要があります。
ただ、独学で挑戦しようとしてあれこれテキストを買ってしまい、余分にお金をかけてしまう可能性もあるわけで……
一概に独学よりもお金がかかるとは言い切れないと個人的には思っています。
講座によっては分割払いが可能なものもありますので、自分のお財布事情に合った講座を選ぶようにしたいですね。
通信講座のデメリット② 結局は1人で勉強しなければいけない
通信講座は勉強に最適な道具と環境を用意してはくれますが、目の前に先生がいて付きっ切りで教えてくれるわけではありません。
通信講座といえど、結局は自分1人で勉強しなければいけないのです。ここは絶対に忘れないようにしましょう。
とはいえ、独学でも通信講座でも、はたまた通学するタイプの講習を受けたとしても、結局合否を分けるのは1人の時間にどれだけ勉強できるかが勝負だと思います。
通信講座はある程度のレールに沿って勉強する時間と1人で勉強する時間のバランスをいちばん取れる手段です。
モチベーションを保ちつつ目安期間内の修了、合格を目指しましょう!
通信講座を受講するメリット
つづいて、通信講座を受講して感じたメリットをお伝えします。
最終的にメリットの方が大きかったと思っているので、通信講座の体験談を読みたい方はぜひご覧ください。
通信講座のメリット① わかりやすいテキストが揃っている
1つ目は、圧倒的にわかりやすいテキストが揃っているということです。
一度独学でやろうとしたときは、本屋さんで良さそうなテキストと問題集を買ってみたものの、問題集で出題されている内容がテキストに載っているのか載っていないのか、そこから理解できませんでした。
また医療事務の試験(仕事)には必須の診療報酬点数表という分厚い本があるのですが、これが金額的にも心理的にもハードルが高く、手が出なかったのも大きな要因です。
通信講座を受講することに決めて申し込み、届いたテキスト一式を見てみたところ、そのわかりやすさに感動しました!
自己流で選んだテキストとは違い、きちんと問題集との整合性が取れていて迷うことなく進められるのです。
他にも「これは○ページでも出てきましたね」「ここは後から○○の章でも出てくるので今は完全に覚えなくてもOK」など、順番に進めていけば理解できるようにしっかり組まれていました。
もちろんテキストセットの中に分厚い本=診療報酬点数表も入っています。
また点数表の中でもよく使うものを抜粋した、簡易版点数表もセットに入っていて、これがとても役に立ちました。
分厚い本ももちろん必要なのですが、頻出の点数まで毎回それを使って調べるのは非効率ですからね……
これは講座にもよると思いますが、私が受けた講座では授業動画の配信サービスも行っていました。
どうしても文章だけでは頭に入ってこない……という内容のときは、動画を見て理解することも可能でした。
圧倒的にわかりやすいということは、通信講座を受講する最大のメリットだと思います。
通信講座のメリット② 勉強スケジュールの目安を提示してくれる
2つ目は、勉強スケジュールの目安を講座側である程度作ってくれているということ。
申込みの段階でも、「受講期間目安○ヶ月」という文言がたいてい記載されているかと思いますが、
届いたテキストセットの中には、「1週間目はここまで」「1ヶ月経つ頃に○○をやってみよう」など、受講期間目安の中でのスケジュールを提示してくれています。
独学ではさぼってしまいそう……と不安な人にはとてもありがたいですね。
そのスケジュール通りにやると予定通りに受講完了できるのはもちろん、もっと早く終わらせて試験に備えたい!という人も、どのくらい早めたら良いかの目安を作りやすくなっています。
実際に私は受講期間目安3ヶ月のところ、(無職期間だったのもあり)1ヶ月で終わらせ、すぐ試験対策に移ることができました。
通信講座のメリット③ 教育訓練給付金をもらえるかも
3つ目は、教育訓練給付金がもらえる可能性があることです。
教育訓練給付金とは、ハローワークに申し込むことで講座受講料の一部を給付してもらえる制度のこと。
つまり、本来の受講料よりも実質少し安く受講できる可能性があるのです。
ただしこれは①受給資格が自分にあるか、②受けようとしている講座が教育訓練給付金の対象になっているかを事前に確認する必要があります。
教育訓練給付金を利用したい方は、講座を申し込む前に必ず確認してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は通信講座で資格取得を目指すメリット・デメリットをお伝えしてきました。
独学で一度挫折していただけに、通信講座のわかりやすさ・親切さは本当にすごいと思いましたよ……!
独学が難しかった人や自信がない人は、素直に通信講座に頼るべきだと思います。
あなたの資格取得を心より応援しています!
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