【体験談】未経験だけど事務に転職できた話

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【体験談】未経験だけど事務に転職できた話

未経験で事務には採用されないなんて話はよく聞きますよね。

ですが、私は営業職から転職して事務職になりました

今回は、私が初めて事務職に採用されたときのお話をしたいと思います。

この記事の内容
  • 営業から事務へ転職した経緯
  • 事務未経験での転職活動で気をつけたこと
  • 未経験で事務に採用されたあとにわかったこと

これから未経験で事務への転職に挑戦しようとしている方へ、少しでも参考になれば幸いです。

どうぞ最後までご覧ください。

この記事を書いた人
きくたがわ

きくたがわ

大学卒業→税理士事務所勤務(5年)→残業しない事務員(現在)。
税理士事務所勤めの間に身につけた仕事・お金の知識や、残業しないための事務仕事の知恵を発信中。

目次

未経験で営業から事務へ転職した話

新卒では営業職

新卒では営業職

筆者は、新卒でOA機器系の営業職につきました。

新卒の就活時点でも事務職を希望していなかったわけではないのですが、

  • 新卒採用の時点ですでに事務職の求人はかなり少なかった
  • 大学院卒のため24歳だった

という2つの理由で、新卒での事務就職は早い段階で諦めていました。(地方はまだまだ「事務はできるだけ若い女子」という会社も多いので……)

事務以外の職種希望で就活を続けたところ、営業職の内定をもらい無事社会人デビューとなったのです。

しかし、業務内容・体育会系の会社体質・上司との相性がすべて悪くたった半年で挫折。

よくある新卒の短期離職となってしまったのです。

簿記の勉強をしながら転職活動

簿記の勉強をしながら転職活動

新卒の短期離職となってしまったことをコンプレックスに思いながらも、やっぱり事務職を目指したいと思った私は、日商簿記を取得することにしました。

なぜかというと、当時事務職の募集をしていた求人にはほぼ「日商簿記○級」の文字があったからです。

「必須」だったり「優遇」だったりしましたが、持っていないことには話にならないと実感したのです。

そして中途採用になってもやはり事務の求人は少なく、正社員での求人はほとんどありませんでした。

新卒のときですらライバルたちより2歳年上というだけで事務職を目指すのが難しかったので、簿記の取得を決めたものの「これだけでは事務職になれないだろうなぁ」という思いが強くありました。

営業→未経験事務への転職活動でアピールしたこと

営業→未経験事務への転職活動でアピールしたこと

事務職の経験どころか社会人経験もほぼない状態での就職活動は、簡単とは言えませんでした。

職務経歴書に書けることがほぼない中、

「営業職だったが、外回りよりも内勤の事務作業の方が好きだったこと」

「簿記を勉強し始めて、数字で会社を理解することに面白さを感じていること」

の2点をアピールしていました。

もちろんそれぞれに詳しいエピソードも添えて、「本当にそう思っている」と思ってもらえるように意識して書くようにしていました

何せ未経験の職種なので、実務でアピールできるポイントがほとんどありません。

少ないながらも「実際にやっていた事務作業はどんなものだったか」を書き出して、どういう点が好きだったかをアピールして「事務で役に立つよ!」としっかり主張することを心がけました。

簿記はたまたま本当に面白いと思いながら勉強できていたので、私は強めにアピールに使いましたが、ここは簿記でなくてもいいと思います。

大切なのは、面接官にこの人は本当に面白いと思っている・興味があると思ってもらうことです。

未経験採用なので、最後はどうしても気持ち重視になってしまうところもあります。

だったら、そこで「本当に思っていること」を使ってアピールできる方が、確実に有利ですよね。

こうして私は、数ヶ月の無職期間を経て税理士事務所に採用され、晴れて事務職員になりました。

ちなみに簿記は、履歴書には「○月受験予定(1番近い日程)」と書いておき、入社後無事取得しました。

事務の中でも未経験で入りやすいところがある

一口に事務といってもいろいろ

事務といっても、一般事務、営業事務、経理事務、総務事務、受付事務、医療事務など、様々です。

どれも事務と名が付いていながら、仕事内容はまったく違います。

事務に転職したい方は、まずどの事務職になりたいのかを考える必要があります。

実際に転職して気づいたのは、世の中には「入りやすい事務」があるということです。

忙しい事務職なら採用される可能性高し

では「入りやすい事務」とはどんな事務なのでしょうか?

結論から言うと「忙しい事務職」なら採用されやすいと思います。何と言っても忙しいわけですから。

これは職探しをする地域にもよりますので、あくまでも筆者の主観だということを念頭においていただければと思います。

私が税理士事務所に入れたのも、「基本的に忙しくて職員の出入りが激しい業種だったから」だと後からわかりました。

そしてこれも後から知ったことですが、私が入社した時期は確定申告業務の真っ最中。1年のうちいちばん忙しい時期だったのです。

一般企業の一般事務や経理事務求人はパートでの募集が多く、採用された税理士事務所は正社員で求人を出していたほとんど唯一の会社でした。

そして私の入社後も人の入れ替わりは激しく、事務経験のない様々な多業種から転職してきた人がたくさんいました。

まずは修行のつもりで

しかし、「給料が減ってもまったり働きたいから事務になりたいのに……」という方もいらっしゃるでしょう。

残念ながら、まったり働ける事務は人が辞めません。よって未経験者が入り込める可能性は格段に低いのです。

ですから、ゆったりした働き方を求めることが最優先なのであれば、事務以外の転職も検討することをおすすめします

強いあこがれを持って事務職に転職したものの、いざ仕事をしてみたら全然合わなくて辞めてしまったという方もたくさんいます。

「本当に事務職になりたい、一生事務として生きていきたい」という覚悟がある方は、まずは修行のつもりで忙しい事務に応募してみるのが良いと思います。

それでも未経験だと拾ってもらえるかどうかわからないのです。

採用されて、忙しくても楽しいと思える仕事だったら万々歳ですし、もし本当にきつくても数年頑張れば今度は「事務経験あり」で転職活動ができます。

すべては自分のスキル・強みになりますので、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

今回は私が営業から事務へ転職した際の体験談を書かせていただきました。

難しいと言われる事務への未経験転職ですが、「絶対に無理」ではないとお分かりいただけたら大変嬉しいです。

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