社会人のためのFP2級最短合格勉強法!仕事しながらでも大丈夫

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社会人のためのFP2級最短合格勉強法!仕事しながらでも大丈夫

仕事をしながらFP(ファイナンシャルプランナー)2級を受験しようとしているけど、不安……

大丈夫です!勉強法を間違わなければ、仕事しながらでもFP2級に一発合格できます。

今回は、社会人が仕事しながらFP2級に一発合格するための勉強方法をご紹介します。

この方法は、私が実際に働きながらFP2級に合格したときの勉強方法です。ちゃんと一発で合格できました。

この記事では、

  • 社会人が仕事しながらFP2級に合格するための勉強方法
  • 勉強のために実際に使ったツール・テキスト
  • 実際に仕事しながらFP2級に合格したときの勉強時間

を詳しく解説します。

こんな人に読んでほしい
  • 仕事とFP2級の勉強を両立できるか心配
  • 仕事のスキルアップのためにFP2級を受けたいが自信がない
  • 単純にFP2級の勉強方法を知りたい
この記事を書いた人
きくたがわ

きくたがわ

大学卒業→税理士事務所勤務(5年)→残業しない事務員(現在)。
税理士事務所勤めの間に身につけた仕事・お金の知識や、残業しないための事務仕事の知恵を発信中。

目次

FPは興味がない分野ほどしっかり勉強する必要がある

FPの試験で重要なのは、興味のない分野をどれだけ頑張れるかです。

FPの学科試験に出題されるのは以下の6分野。各分野10問ずつの60問が出題され、36問以上の正解で学科合格となります。

FP試験に出題される6分野
  1. ライフプランニングと資金計画
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

生きる上でのお金に関することを幅広く学べるのが、FP試験の強みです。

しかし幅広いということは興味のあるなしに濃淡ができてしまうということでもあります。

最初の時点で興味のない分野にどれだけ労力を割けるかが、FP合格の分かれ道です。

きちんと勉強してみると案外面白いこともありますので、興味のない分野から重点的に勉強した方が良いということを最初に理解しておきましょう。

目指せ最短合格!社会人のためのFP2級勉強法

それではここから、実際に勉強する手順と方法をご紹介します。

仕事をしながら合格を目指すために、最短ルートを通りましょう!

自分の得意分野・苦手分野を把握

まずは出題される6分野の中から、自分の得意分野・苦手分野を把握しましょう

FPは6分野から均等に出題されますが、働きながらだと6分野均等に勉強している時間はなかなかとれません

仕事に関連する分野や私生活で経験のある分野なら、すでに知識の蓄積もあり、何なら新しい知識も自動的に入ってきますよね。

そこに時間を割くのではなく、知らない・興味がない・苦手な分野に時間を割くため、最初に得意・苦手分野をさっくり把握しましょう。

私は税理士事務所に勤めているときにFP2級を受験したので、タックスプランニングは得意でした。
逆にまったくダメだったのが金融資産運用で、かなり勉強しなければ……と思いましたね。

把握するためにやることはたった1つ、過去問を1度解いてみることです。

どんな資格試験でも、私はテキストで勉強を始める前に過去問を解くようにしているのですが、FPも例に漏れずそうしました。

最初の段階で「わかる」「わかる内容もある」「ほぼわからない」「全然わからない」の差を分野ごとにつけてしまい、「全然わからない」に近いものから比重をかけて勉強する計画を立てましょう。

通勤時間は常に講義動画を見る

苦手分野がわかったら知識のインプットに進むわけですが、FP2級は暗記が命

そこで忙しい社会人におすすめしたいのが、通勤時間に常に講義動画を見てインプットすることです。

通勤時間は仕事とプライベートの境目であり、ダラダラ過ごそうと思えば過ごせてしまういちばんもったいない時間帯。

この通勤時間ほど、インプットの勉強に最適な時間はありませんよね。通勤が徒歩でも電車でも車でも、時間を有効に活用しましょう。

私は片道30分の車通勤だったので、往復で1時間の勉強時間を確保できていました。

徒歩や車で通勤をしている人は、「動画の画面を見られないので意味がない」と思いませんでしたか?

確かに簿記などの講座であればそうかもしれませんが、FPに関してはそんなことはありません

FPの試験は、繰り返しになりますがほぼ暗記勝負。視覚から入ってくる情報ももちろん大事ですが、最後には暗記できているかどうかが大事なのです。

内容を理解できていない頃は、何度も耳で聴いているうちに「ここはどういうことなんだろう?」と気になって気になって仕方なくなり、通勤時間以外にも画面を見ながら動画を見たくなります

自分で気になって腰を据えて見た動画の内容は、ただ流し見した動画よりも内容がしっかり頭に入るんですよね。

理解したあとも通勤時間に何度も聞いていれば自然と内容を覚え、定着につながります

ですので「通勤時間には(音声だけでも構わないので)講座動画を見る」という勉強方法を強くおすすめします。

通勤時間に見る講義動画はSTUDYingのFP講座の動画がおすすめです。
1本の動画が3~5分程度と細かく分かれているので、通勤時間が短い人でも勉強しやすくなっています

家では過去問演習

家やカフェ、図書館など腰を据えて勉強できる場所ではひたすら過去問演習をしましょう。

FPの過去問演習方法は、以下の2つがあります。

FP過去問演習の方法
  • FP2級過去問道場で解く
  • 過去問題集の書籍を買って解く

FP2級過去問道場で解く

FP試験では、過去問道場という10年分の過去問を無料で公開しているサイトがあります!

スマホでもタブレットでも見れるサイトなので、このサイトを使えば過去問をいつでもどこでも解くことができます

例えば仕事でとんでもなく疲れて帰ってきて、机に向かう気力が起きない……なんて日でも、ベッドに寝転がってスマホで「◯問だけは解く!」という勉強ができちゃうんです!

いつでもどこでも無料で10年分というかなりお得なサイトなので、忙しい社会人FP受験者が利用しない手はありません。

ただし、注意点もあります。

過去問道場を利用する注意点
  • エンドレスに1問1答する形式なので飽きやすい
  • 実際の試験形式(解答用紙に書き込む形)に慣れることはできない
  • 対応しているのは学科試験のみ(実技試験は自分でテキスト等用意しなければならない)

これらの弱点もありますので、過去問道場もうまく利用しながら、書籍での過去問演習も並行すると良いと思います。

過去問題集の書籍を買って解く

いちばんベーシックな勉強方法ですが、過去問題集の書籍を購入して実際に手を動かして勉強するのももちろん効果的です。

実際の試験に近い環境で、時間を計りながら過去問を解くことで確実に合格に近づくことができます。

学科試験

私が学科試験のために実際に使っていたのはこの2冊です。

過去問自体は過去問道場で見られるので、予想問題に力を入れているこの2冊を選びました。

実際の試験形式で過去問3回分と予想問題4回分もできるので、この組み合わせが個人的にはベストでした。

実技試験

実技試験は、受験する選択科目によっては問題集がなかなかないかもしれません

対策問題集が多い選択科目
  • 日本FP協会の資産設計提案業務
  • 金財(金融財政事情研究会)の個人資産相談業務
  • 金財(金融財政事情研究会)の生保顧客資産相談業務

この3つは、比較的対策問題集が多くなっています。

上で紹介したスッキリとけるシリーズの「過去+予想問題」のように、「学科試験と実技試験を一緒に対策できる」とうたっている問題集で対応しているのは、ほぼこの3つでした。

対策問題集が少ない選択科目
  • 金財(金融財政事情研究会)の中小事業主資産相談業務
  • 金財(金融財政事情研究会)の損保顧客資産相談業務

この2つは対策問題集がかなり少なく、マニアックな選択科目と言えるでしょう。

対策問題集が少ない理由は、受験機会が他の科目よりも少ないためだと思われます。

(年3回ある試験のうち、中小事業主が実施されるのは9月と1月の2回、損保は9月の1回のみ)

私が選択した中小事業主資産相談業務は、主催である金財が出しているテキストしかありませんでした。

しかし主催が出しているテキストなので、試験対策としては最強の1冊だったと思います。

出題の傾向や意図が見えるので、実技を勉強して逆に学科のどこをしっかり理解しておけばいいか理解できるという強みもあります。

書籍を購入して過去問演習をする場合は、自分の受験科目に合わせて最適なテキストを選びましょう。

STUDYingのFP講座では、動画による講座だけでなく過去問や実技問題の演習もスマホでできちゃいます
間違えた問題のみ解きなおす機能や、過去問から頻出問題だけを繰り返し解ける機能など、効率よく勉強できる便利機能がたくさん搭載されていますよ!

【実録】FP2級合格までにかけた勉強時間

FP2級合格に必要な勉強時間は、150~300時間というデータが多いですね。

では実際に私が合格までに勉強にかけた時間を計算してみましょう。

  • 11月23日に申し込み、1月23日試験を受験 → 勉強期間62日
  • 62日間のうち、仕事に出勤したのは45日
  • 出勤日の勉強時間:通勤往復で1時間+家に帰ってから1時間
  • 休日の勉強時間:家で3時間

この条件で単純に計算すると、

(45日 × 2時間) + (17日 × 3時間) = 141時間

になります。必要な勉強時間の最低値150時間よりも少し下に収まっていますね。

実際は年末年始も挟んでいたり、仕事が繁忙期で帰ってから1時間も勉強できてない日もありましたので、体感的にはもっと少なかったのではないかと思います。

もともと税理士事務所に勤めていて、タックスプランニングの分野にほぼ労力をかけずに済んだことを考慮しても、効率よく勉強できたほうではないでしょうか。

何より、勉強時間の1/3は通勤時間ですからね……!
通勤時間に勉強する偉大さを思い知りました。

おまけ①FP3級は取った方が良い?

FP2級を受けるにあたって、3級から取った方がいいのかお悩みのかたへ。

個人的には、「2級受験資格がない場合」以外は受けなくて良いと思います。

FP3級は誰でも受験することが可能ですが、FP2級は受験資格が設定されています。

3級を持っていれば2級を受けられるのですが、そのために3級をわざわざ受けるのは正直お金も時間ももったいないような気がします。

特に、仕事しながらFP2級を取ろうと思っている人の多くは、2つ目の「2年以上の実務経験を有する」に該当するのではないかと思います。

実務経験が指す仕事は、下記の通りです。

ですので、これに該当しない(あるいは実務経験が2年未満である)場合は、3級から取得する必要があります。

すでに実務経験が2年以上ある人は得意な分野が必ずあるはずなので、2級から挑戦するほうが確実にコスパが良いと思います。

おまけ②FP2級は一夜漬けでいける?

FP2級は暗記重視なところが多いので、一夜漬けで合格できると考えている方もいるかもしれません。

しかし実際に受けた体感で言うと、FP2級を一夜漬けでクリアするのはかなり厳しいと思いますよ……!

正直、FP3級は一夜漬けで合格できました(笑) しかも税理士事務所に転職した年に受けているので、さほど知識もない状態でした。

しかし2級の難易度は段違い。暗記の分量が膨大になり内容も難しく、さらに暗記した内容を応用しなければならない実技試験もあります。

私は税理士事務所に勤めて4年目に受験しましたが、それでも前述したくらいに勉強しないと厳しかったです。

よっぽど「6分野中3分野を完璧に理解している」などの自信がない限り、一夜漬けはしないほうが賢明だと思います。(それでもかなり厳しいと思いますが……)

まとめ:通勤時間をフル活用して、一発合格を目指そう!

いかがでしたか?

社会人が仕事をしながらFP2級に一発合格を目指すのに、おすすめの勉強法を再度まとめます。

FP2級の受験を決めた社会人のかたは、ぜひ取り入れてみてください。

今回の記事まとめ

社会人が仕事しながらFP2級に一発合格するには……

  • 興味がない分野・苦手な分野を真っ先に把握する
  • 通勤時間は、講座動画を見てインプット勉強の時間にする
  • 家など落ち着ける環境では、過去問演習でアウトプット勉強の時間にする

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