スキルアップのため、目標達成のために資格取得を決意したはいいものの、どうやって勉強したらいいのか迷っていませんか?
今日は、これまで私が独学で取得した資格について、どうやって勉強してきたかをご紹介します。
ちなみに、筆者が持っている資格は下記の通りです。
太字のものは独学で取得しました。(名称は取得当時のものであることをご了承ください)
- 日商簿記2級
- 2級ファイナンシャルプランナー
- 建設業経理士2級
- ITパスポート
- 秘書検定準1級
- 医療事務(メディカルクラーク)
- 文書デザイン検定1級(Word)
- 情報処理技能検定(表計算)2級(Excel)
独学でもいける?通信講座を受けた方がいい?など悩んでいる方はぜひ、参考にしてみてください。
きくたがわ
大学卒業→税理士事務所勤務(5年)→残業しない事務員(現在)。
税理士事務所勤めの間に身につけた仕事・お金の知識や、残業しないための事務仕事の知恵を発信中。
独学で資格取得の基本①
問題を解く → 解説とテキストを読む
どの資格の試験でも、重視すべきなのは何よりもまず問題を解くということです。
勉強するとなると、「まずテキストを1周して、1周したら問題集をやって、テキストも問題集も完璧になったらそろそろ過去問をやってみよう」というのがよくある流れかと思います。
ですが私は、まず過去問集を開くところから始めていました。
忙しい社会人、テキストを読み終わったら……なんて考えていたら一生勉強が進みません。
最初に過去問を見る。何もわからなくていいから問題を見る。
問題を見てそれっぽいところをテキストから探して答えを書いてみる。この繰り返しです。
この方法の良いところは、試験によく出る問題を最初から把握できるということ。
テキストはよく出る順に並んでいるわけではなく、理解しやすい(あるいは解説しやすい)順に並んでいます。
しかし、試験にあまり出ない内容のところでつまづいて、なかなか進めない……なんてことも起こりえるのです。
働きながら限られた時間で資格を取るためには、効率よく勉強することが第一。
最初から試験の形式に慣れつつ、内容を理解していくことをオススメします。
独学で資格取得の基本②
テキスト・過去問選びは手を抜かず吟味する
このような方法を取るとなると、テキストと問題集選びは絶対に手を抜けません。
勉強のために手に入れるものとしては、以下の2つ(3つ)です。
- テキスト
- 過去問題集
- (必要であれば)問題集
それぞれ選ぶときに意識していることを、詳しくご紹介します。
テキストは2冊買う覚悟で
テキストは、実際に本屋さんに出向きパラパラ中身を見て選びましょう。
重視するのは、①ぱっと見の見やすさと、②内容の充実度が自分に丁度いいと感じるか、の2点。
ここはフィーリングで、しかし吟味して選びましょう。この1冊ですべてを終えられたら万々歳。
ただ、過去問を解きながら解説書としてテキストを利用していると「あれ?このテキストだと解説が足りない……」と思う瞬間が来てしまう可能性があります。
そうなったら、②内容の充実度を重視して再度テキストを吟味して選びましょう。ただし、新しく買うのはここまでです。
テキストは何冊も買うより、1冊を繰り返し読むほうが記憶の定着に良いとされています。
できれば1冊目で自分にしっくりくるように、ダメだったとしても2冊目で絶対にベストなテキストを選ぶというのが私の鉄則です。
実を言うと「可能ならテキストを買わずに試験を終えたい」とすら思っているのですが、実際問題そうはいきません……
過去問題集は収録回数の多いものを
過去問題集を選ぶときに絶対的な基準は、収録回数です。できるだけ収録回数の多い過去問集を選びましょう。
たとえば日商簿記では、テキストに過去問1回分がついているものがあったり、過去3回分の過去問集、過去10回分の過去問集などたくさん種類が出ています。
その場合は迷わず過去10回分のものを選びます。回数をこなす以上に勉強になることはありません。
また、「収録回数が多い過去問集を選んだら解答・解説が充実していなかった」なんてパターンもありえます。
そういうときのために、内容の充実したテキストが必須になりますので、どちらかといえばテキスト選びの方が時間がかかるでしょう。
過去問はあくまで過去問ですので、解説の丁寧さを求めてはいけないと個人的には思っています。
問題集を買うなら「予想問題集」
問題集と銘打った商品は、個人的にはあまり必要ないと思っています。
テキストと同じシリーズの問題集を揃えたくなりますが、問題集は実践形式でないものが多いように思えるので、よほどでない限り買いません。
テキストも読み込み、過去問もほとんど覚えてしまって、新しい問題を解きたい!という場合は、問題集は問題集でも予想問題集をおすすめします。
試験形式に則った予想問題集であれば目新しい問題を解くこともできますし、各社のプロが予想している問題集ですので、うまくいけばその論点が実際の試験に出題されるかもしれません。
そしてこちらも、例によってできるだけ収録回数が多いものを選びます。
独学で資格取得の基本③
あとはひたすら演習するのみ
テキスト・過去問を手に入れ、解説を読みながら解答用紙を埋める練習を1冊分終えたら、あとは繰り返し過去問を解き続けるのみです。
解き続けるのみ、と言ってしまうと修行のように感じてしまうかもしれませんが……
「毎日2回分の過去問を解く」「1回分を試験時間内に解答しきれるまで繰り返す」など、目標や手段を決めて演習するのが、点数が合格点に届いていないうちでも達成感を味わいやすくオススメです。
そうして何度も繰り返すうち、合格点に達したときは大きな自信になっているかと思います。
独学で資格取得の応用編
どうしても難しいところは講座動画に頼る
そうはいっても、だんだんと「この分野だけどうしても苦手……」「過去問○点をなかなか超えない……」といった壁にぶつかることもあると思います。
そういう場合は、講座動画を見られるサービスを上手に利用しましょう。
紙面の文章やイラストだけではどうしても理解できない部分は、人の声で聴くと理解できることもありますよね。
私はよく、通勤の移動時間に動画を見て勉強していました。動画だとスキマ時間に勉強しやすいのもメリットです。
まとめ
いかがでしたか?
私がこれまでに独学で取得した、資格の勉強法を紹介してきました。
もちろん資格によって方法をマイナーチェンジする必要はあると思いますが、基本はすべてこの方法で合格できていたので、ほぼ間違いない方法だと思っています。
独学で頑張る!と決めた方の参考に少しでもなれれば幸いです。
資格ごとに使った問題集やツールを知りたい方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
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