今回は事務仕事におけるトラックボールマウスの魅力についてお伝えします。
とてもマニアックな道具ではあるんですが、絶対残業したくない私にとって無くてはならないもの。
実際トラックボールマウスを使っているおかげで、効率的に仕事ができてほぼ残業せずに済んでいると思っています。
「残業しないために道具の力も借りたい」と思っている方はぜひ、ご一読ください。
きくたがわ
大学卒業→税理士事務所勤務(5年)→残業しない事務員(現在)。
税理士事務所勤めの間に身につけた仕事・お金の知識や、残業しないための事務仕事の知恵を発信中。
トラックボールマウスって何?
そもそもトラックボールマウスって?
そう思った方へ。トラックボールマウスというのは、こんなの↓です。
普通のマウスは、マウス本体を動かすことでカーソル移動しますよね。
トラックボールマウスは、マウス本体は動かさず、このくっついているボールを転がすことでカーソル移動するマウスなんです。
見た目が強烈なのと、普通のマウスとあまりにも違いすぎることで、使い勝手が全く想像できない……なんて方もいらっしゃるのでは?
私も初めは使いこなせるか心配でしたが、1度使ったら普通のマウスには戻れなくなりました……!
トラックボールマウスの種類
トラックボールマウスにはいくつか種類がありますので、代表的な3つのタイプをご紹介します。
この3つがすべてではありませんが、多くのトラックボールマウスはこのどれかに分類できると思います。
親指で転がすタイプ
こちらは、親指でボールを転がすタイプのトラックボールマウスです。
普通のマウスに似た形で、初めてトラックボールマウスを使う人でも馴染みやすいのが特徴ですね。
ボールサイズは34〜35mmのものが多く、本体が小型だと25mmなんてものもあります。
トラックボールマウスとしては最もポピュラーで、商品数が多く選択肢が多いタイプです。
人差し指で転がすタイプ
こちらは人差し指でボールを転がすタイプです。
トラックボールマウスファンの間では「人差し指型」と呼ばれることが多いですが、実際は手の大きさによって人差し指、中指、薬指あたりで操作する形になります。
ボールサイズは親指型と同じくらいの35mmほどのものから、52mmと大きめのものまで多様。
ボールが大きいと長距離の移動が楽になるので、大画面や2画面でパソコンを使う人には特におすすめです。
手のひらで操作するタイプ
こちらは手のひらで操作するタイプのトラックボールマウスです。
と言っても、こちらも手のひらで操作するというよりは、親指以外の4本指でボールを転がして使うことが多いですね。
他のマウスと違ってマウスを握るという感覚が無く、手を広げたまま使えることから「手のひら型」と呼ばれているように思います。
ボールサイズは55mmなど大型で、このタイプを使う人は大玉を求めてたどり着いた人がほとんどだと勝手に思っています(笑)
トラックボールマウスを初めて使う人や職場で使いたい人にはおすすめしませんが、トラックボールマウスを使っていると1度は使ってみたくなる憧れの存在です。
トラックボールマウスの魅力
ここからは、普通のマウスにはないトラックボールマウスの良さを3つ紹介します。
テンキー連打で疲れた手首に優しい
トラックボールマウスは、圧倒的に手首が疲れません。
普通のマウスは本体を動かしますので、無意識に手首を多用しているんです。
パソコン仕事の多い事務員は、マウス操作とキーボード操作でどうしても手首を酷使してしまっていますよね。
私の勤めている会社でも、繁忙期に仕事のし過ぎで手首を痛め、腱鞘炎やガングリオンになってしまった先輩がいました。
トラックボールマウスは手首を動かすことなく、指先でボールを操作しますので、手首にかかる負担が普通のマウスよりも圧倒的に少ないんです。
経理の入力作業でテンキーを連打したあとに使うのがトラックボールマウスなら、マウス操作の時間が手首の休憩時間になります!
事務員にとって手首は大事な仕事道具。壊してしまう前に、他の良い道具に頼りましょう。
肘を机にこすらなくなるので、カーディガンの肘部分が薄くなることもなくなります(笑)
デスクが広く取れる = 資料を置くスペースが増える!
トラックボールマウスは、広いスペースが要りません。本体を動かさないので、本体分のスペースのみで操作ができます。
普通のマウスは、マウスパッドを置いたりある程度の広いスペースがないと操作しにくいものです。
しかしそのためにデスクの広い部分にマウスを置いておくと、資料を広げるだけでマウスが隠れてしまい見えなくなったり、マウスを動かすスペースがなくなったりと、何かと不便です。
トラックボールマウスにすると、単純に広げられる資料の量が増えます!
請求書や領収書、伝票など紙の資料を扱う機会が多い事務員にとってはかなりのメリットですよね!
普通のマウスでは狭い位置でもトラックボールマウスなら問題なく操作できますし、資料を広げる前と後でマウス操作の勝手も変わりません。
私がトラックボールマウスを使い始めたきっかけは狭いデスクの席に移動になったことなのですが、トラックボールマウスにしてからマウス操作のストレスが格段に減りました。
机が狭くてストレスになっている人は、マウスを変えるだけで世界が変わるかもしれませんよ!
ボタンカスタムで各業務ソフトの操作を楽に
トラックボールマウスの中には、右クリック・左クリック以外のボタンが装備されているものもあります。
そういったボタン装備のトラックボールマウスは、インストールしたアプリなどでボタンに機能を割り当てることができるんです!
この機能を使って、WordやExcelはもちろん業務専用ソフトも使いやすくカスタムできるのが大きな強み。
たとえば、パソコンで開いているウインドウを閉じるとき、普通はウインドウの右上にある✖マークまでカーソルを持っていき、クリックしますよね?
この「ウインドウを閉じる」という機能をトラックボールマウスのボタンに割り当てると、そのボタンを押すだけでウインドウを閉じることができちゃうんです!
たくさんあるウィンドウを閉じたいときは、そのボタンを連打すればOK。
こんな感じで、自分がよく使う機能や、面倒に思っている作業をマウスのボタンに割り当てることで、作業効率を爆上げさせることができます。
私がトラックボールマウスを手放せなくなったのも、このボタン割り当てが便利すぎたことがいちばんの理由です。
トラックボールマウスの注意点
トラックボールマウスにはメリットがたくさんありますが、もちろん注意点もあります。
ここからは、事前に知っておきたいトラックボールマウスの注意点をまとめます。
使い慣れるまで時間がかかる
どのトラックボールマウスでもそうですが、初めは慣れるまで時間がかかります。
普段使わない手の筋肉や関節を使うので、手の思わぬところが痛むこともあるでしょう。
逆に言えば、慣れるまで時間がかからなかった人は、そのトラックボールマウスが合っているということです。
心配な人は、家電量販店にデモ機がたいてい置いてありますので、触ってみることをおすすめします。
もちろん、手が痛むのに無理して使い続ける必要はありません。
私も人差し指タイプを初めて使ったときは手の甲が痛みましたが、リストレストを併用するようにしたら快適になりました!
普通のマウスよりも値段が張る
トラックボールマウスでどうしても気になるのがお値段。普通のマウスと比べてしまうと、値段が高いというのが現実です。
普通のマウスは1,000円程度から購入できますが、トラックボールマウスは安くても3,000円台。
良いものになると1万円越えのものもたくさん出ています。
しかし、そのぶん普通のマウスより丈夫に作られていたり、保証期間が2~3年とマウスにしては長めになっていたりするのがありがたいところですね。
1度気に入ったものを見つけるとそうそう買い直すこともないので、選ぶときは吟味してから購入するとそこまでお財布は痛まないかと思います。
トラックボールマウスの快適さを知ってしまうと、高く感じなくなります。。。
他の人が操作するとき嫌な顔をされる
特に会社などで使うときの注意点ですが、他の人に自分のパソコンを操作してもらうときにはだいたい嫌な顔をされてしまいます……。
私も、パソコン関係の業者さんを呼ぶと、初見ではだいたい「えっ……」と言われてしまいます(笑)
他の人が自分のパソコンを触る機会が多い人は、もともとある普通のマウスを捨てたり返したりしてしまわずに、手元に置いておく方が良いですね。
ちょっとした会話の1ネタにはなるんですけどね(笑)
まとめ
いかがでしたか?
トラックボールマウスを使い始めてから、私自身の仕事の効率がとても良くなったことを本当に実感しているので、残業ゼロを目指す事務員さんにはぜひ一度使ってみてほしい代物です。
トラックボールマウスが気になったという方はぜひ、レビュー記事も読んでみてください。
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