税理士事務所にいる人の職種一覧!あなたがなりたいのはどれ?

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税理士事務所にいる人の職種一覧!あなたがなりたいのはどれ?

税理士事務所で働いてみたいと思っている方は、税理士事務所にいる人の職種をご存じですか?

「税理士」はもちろんご存じだと思いますが、他に「税理士補助」や「入力作業者」など意外とたくさんの人が働いています。

今回は、税理士事務所にいる人の職種を詳しく紹介したいと思います。

事務所によって従業員数も様々ですし、それによって職種がどれだけ細かく分かれているかもさまざまです。

求人票を見ただけでは、自分がやりたい仕事と募集している仕事が合っているのかわからないこともありますよね。

税理士補助になりたくて応募したら、実は他の仕事だった……なんて過ちがないように、税理士事務所で働きたい方は、ぜひ一度読んでみてください。

逆に税理士補助は難しそうだけど、他の仕事ならやってみたい!と思っていただけたらそれも大歓迎です。

この記事を書いた人
きくたがわ

きくたがわ

大学卒業→税理士事務所勤務(5年)→残業しない事務員(現在)。
税理士事務所勤めの間に身につけた仕事・お金の知識や、残業しないための事務仕事の知恵を発信中。

目次

税理士事務所にいる人の職種一覧

税理士事務所で働く人の種類は、事務所の規模に大きく左右されます。

規模が大きければいろんな人が必要なので職種も細かく分かれていきますし、規模が小さければ1人で何役もこなす場合もあります。

私がいた事務所は、税理士・職員合わせて20~25人程度の事務所でした。

そのくらいの規模であれば一般的だと思われる職種一覧を書いていきますので、どのポジションを目指したいか考えながらご覧ください。

税理士

税理士事務所というからには必須の存在、税理士です。

税理士資格を持った「先生」ですので、事務所内でいちばん偉い立場です。

20~25人の事務所だと税理士は1人か2人、多くても4人くらいだと思います。

その中で事業主である税理士が「所長税理士」となり、税理士の中でも最も偉い人です。

税理士というと2種類いて、税理士試験を受けて合格したタイプの税理士と、税務署に一定以上の年数勤めて税理士資格を取得したタイプの税理士がいます。

あまり馴染みがないと思いますが、所長がどっちのタイプの税理士かで税理士事務所を選ぶ職員やお客様もいるくらい、重視される要素です。

正直どっちのタイプでも、クセの強い先生が多いですけどね……

税理士補助

私もやっていた税理士補助という職種は、税理士事務所の中で最も多くの割合を占める職員です。

その名の通り税理士の補助者として、お客様との連絡窓口になったり、税務申告の書類作成を税理士に代わって行ったりします。

上記の通り税理士は1つの事務所に1~2人しかいないことが多いので、すべてを税理士が連絡・書類作成していると請け負えるお客様の件数に限りがあります。

より多くのお客様を請け負えるよう、補助者がお客様とのやり取りと書類作成をして、完成したものを税理士がチェックして申告する、という形が多くなっています。

税理士補助はお客様とのやり取りが多いため、きっちりした服装や言葉遣い、マナーが身についていることが求められます。

税務上の知識についても、税理士補助の対応が良ければ事務所の評判が良くなりますし、対応がしっかりできなければ事務所の評判も下がります。

つまり、税理士補助は税理士事務所の稼ぎ頭であり、営業部隊とも言えるのです。

税理士を目指して勉強している人や、税理士になったばかりで修行中の人が税理士補助をやっていることもありますよ。

入力作業者

税理士補助のほかに、会計ソフトなどへの入力作業を中心に行う入力作業者という人達もいます。

記帳代行(お客様から財務資料を預かり、すべての仕訳を会計ソフトに入力する業務)を多くのお客様から請け負っていると、税理士補助だけでは手が回らなくなります。

そのため、記帳代行を専門にやってくれる入力作業者が必要になるのです。

税理士補助の補助」とか、「税理士事務所の製造部門」のようなイメージですね。

  1. 税理士補助がお客様から資料を預かる → 入力作業者に入力を依頼する
  2. 入力作業者が入力し終わる → 税理士補助が監査する
  3. 税理士補助が監査し終わる → 税理士が最終チェックする

おおまかにはこんな流れになります。

税理士や税理士補助の指示のもとで仕事をすることがほとんどなので、指示通り的確な仕事ができる人が求められます

入力作業者がお客様と連絡を取り合ったり、外に出かけることはあまりありません

そのため税理士補助と比べて、服装や髪の色も自由であることが多いと思います。

その代わり、給料が低かったり、パートやアルバイトのみだったりと待遇は税理士補助より低いことがほとんどです。

入力作業者歴が長い人だと、入力スピードが速すぎてビビります……!

総務

税理士事務所にも、いわゆる普通の事務員さんがいるケースもあります。

呼び名がない場合もありますが、わかりやすいように今回は総務と呼ぶことにします。

税理士補助が営業、入力作業者が製造だとすれば、総務が一般事務に当たります

来客や電話応対を専門に担当したり、年賀状やお歳暮お中元、お祝いや香典の対応をしてくれたり、物品の管理をしたりしてくれる人ですね。

その税理士事務所の入出金管理や、従業員たちの勤怠管理や給与計算をしていることもありますが、税理士事務所の中では唯一簿記や会計の深い知識がなくてもできる仕事でもあります。

税理士事務所の総務担当を募集をすること自体めずらしく、1人か2人いれば多いほうです。

ほとんどは税理士補助や入力作業者が兼任しているか、残念な話ですが税理士補助や入力作業者に向いていないと判断された職員が総務を担当していることもあります

総務がいるということは、そこが「総務が必要なくらいの規模の事務所である」ということですね。

税理士補助や入力作業者は給与計算にも詳しいので、勤怠や計算を間違えるとすぐさまツッコミが来ます;;

税理士事務所は職種の変更がしやすい

ここまで紹介したように、税理士事務所にはいろんな職種の人がいます。

税理士事務所の良いところのひとつとして、職種の変更希望が比較的通りやすいということがあります。

例えば正社員の税理士補助で働いていた人が子どもを産んで、短時間のパートになるために入力作業者になることもあります。

パートの入力作業者で入社したけれど、もっとバリバリ働きたくて正社員の税理士補助になった人もいました。

このように、ライフスタイルや個々の状況に合わせて働き方を選べるのは、特に女性には魅力的ですよね。

すべての事務所でいつでも職種変更できるというわけではありませんが、他の一般企業などに比べると希望が通りやすいのは事実だと思います。

税理士事務所に営業はいないの?

税理士補助が営業部隊だと先ほど書きましたが、「じゃあお客さんを取ってくる営業はいないの?」と思った方へ回答します。

税理士事務所に営業がいるケースは、非常に稀だと思います。

なぜかというと、税理士事務所の営業担当は税理士自身であることが多いからです。

税務上の問題や難易度を想定して報酬を決めることが多いので、税務の知識が最も税理士が自らお客様の話を聞くケースが多いのだと思います。

また地域にもよると思いますが、営業しなくてもお客様が来るような状況であれば営業は要りませんよね。

私が住んでいるのは地方で田舎なのですが、税理士が不足していてお客様の方が余っている状況です……

まとめ

いかがでしたか?

皆さんがやってみたい仕事や職種は見つかりましたか?

税理士事務所に就職したい皆さまの、求人選びや応募書類作成の参考になれば幸いです。

働きたい職種が決まったら、即行動を始めましょう!

税理士事務所の中でもどの仕事をしたいか決まったら、さっそく行動を始めましょう。

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