税理士事務所で働く良いところのひとつに、「実生活でも役に立つ知識が身につく」ということがあります。

では、具体的に役に立つ知識とは何でしょうか？

今回は、税理士事務所で働くと身につく超有用な知識をご紹介します。

実際に税理士事務所に5年勤めた筆者が本当に役に立ったと思っていることをまとめてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

税理士事務所で働くとお金の知識が身につく

税理士事務所で働くと、プライベートでも役立つお金の知識が身につきます。

税理士事務所での業務には、給与計算、年末調整、確定申告など個人のお金や税金に関わるものが多々あります。

税理士事務所以外の会社に勤めていると、これらがどのような仕組みになっているか知らない方も多いのではないでしょうか？

お客様の給与計算、年末調整、確定申告を理解できれば、当然自分の収入に応用することもできるようになるのです。

具体的には、このような感じですね。

他にも、社会保険業務もある事務所であれば、傷病手当金や出産手当金、育児休業給付金など、申請すれば貰えるお金についても詳しくなれます。

お金という生きていくのに必要不可欠なものの知識が自然と身につくのは、税理士事務所最大の強みと言って良いでしょう。

退職するときにもお金の知識をフル活用しましたので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

税理士事務所で働くと各業界の知識が身につく

税理士事務所には法人・個人事業主問わず多岐にわたる業種のお客様がいますので、さまざまな業界の情報が入ってくるのも良いところです。

税理士事務所での仕事は、お客様の会社や事業の経営状況を数字で理解し、時にはアドバイスする必要もある仕事。

よって各業種の主流な商売の方法やトレンド、業界が抱えている問題点などをお客様から教えてもらうことができるのです。

もちろん教えてもらうばかりではなく、自分でニュースなどを見てある程度情報を仕入れておくのも大切です。

自分で仕入れた情報を会話のネタにして、より深い情報をお客様から引き出せると、税理士事務所職員としても一個人としてもかなり勉強になります。

こんな話を引き出せるようになれば、その業種のことを一歩深堀りできたような気持ちになりませんか？

こうして手に入れた情報は、個人としては転職を考える際にかなり役に立つでしょう。

もちろん転職してもまた税理士事務所で働きたい人もいると思いますが、別の仕事をしたいと思う人も多くいるはず。

そんなときに、仕事で知ったことをを元に業種や職種を選べるという大きな強みがあるのです。

税理士事務所で働くと資産の知識が身につく

税理士事務所で働いていると、避けて通れないのが建物や車などの資産に関する知識です。

経理的に言うと、固定資産になるので減価償却しなければならないとかそんな話になるのですが、今回の場合はそうではありません。

家を建てたり売ったりするときに関わるお金や、どんな車がどういうものなのかといった一般常識が身につくという意味です。

しかし税理士事務所にいると、住宅ローンで家を買ったお客様の確定申告（2年目以降は年末調整）や、家を売ったお客様の譲渡所得確定申告などが当たり前のようにあります。

お客様の会社が儲かってきたので今まで乗っていた車を手放して、もっと良い車に乗り換える（あるいはその逆）といったことも目にします。

そうすると自然に、「この辺の相場はこのくらい」「多くの人は家(車)を買うときこんなことを考えている」「こういう手順を踏むものだ」という一般的な常識がわかるようになるのです。

家や車は人生の中でも大きな買い物ですが、常識を勉強する場はあまりないと思いませんか？

税理士事務所にいなければ、こんなにじっくりいろんなケースを見られることはなかったと私は思っています。

まとめ

いかがでしたか？

少し短いですが、税理士事務所にいて良かったと本当に思っていることを記事にしました。

せっかく働くなら、自分のためになる知識はできる限り吸収したいですよね。

税理士事務所で働くことに興味を持った方は、ぜひこちらの記事も読んでみてください。