建設業経理士2級って独学で取れる?
日商簿記は取ったほうが良い?
結論から言えば、建設業経理士2級は独学でも取得できます。
私も仕事をしながら、独学で建設業経理士2級に一発合格できました。
- 11月中旬に受験を決めて申し込み
- 翌年3月の試験を受験し合格
という流れだったので、約4ヶ月の独学で合格していますね。
申し込む当時は独学で頑張るか通信講座に頼るか迷いましたが、テキストを見て独学で頑張ることを決めました。
というわけで今回は、私が実際に建設業経理士2級に合格したときに使っていたテキスト・問題集と勉強方法をご紹介します。
建設業経理士2級は、簿記の基礎がある人ならたった2冊のテキストでOKです!
簿記を勉強したことがない人は、日商簿記3級から勉強するのがおすすめですが……それでもテキストを1冊追加するだけでOK。
建設業経理士2級を独学で頑張れるか不安な人は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
建設業経理士2級一発合格のためのテキスト&問題集
ではさっそく、建設業経理士2級に独学で合格するために必要なテキストを2冊ご紹介します。
私も実際に使って一発合格できたテキストなので、ぜひ1度目を通してみてください。
スッキリわかる建設業経理士2級(TAC出版)
建設業経理士2級独学合格に必要な1冊目はこちら。
資格試験のテキストではおなじみの、TAC出版「スッキリわかるシリーズ」建設業経理士2級テキストです。
実は建設業経理士そのものが他の資格試験と比べてマイナーなので、テキストの種類があまり多くありません。
そんな中、こちらのテキストはぶっちぎりのわかりやすさと情報量を提供してくれています。さすが安心と信頼のTAC出版。
- 科目名・論点ごとに見開き1~2ページで解説
- 大きめの字とたくさんのイラストでわかりやすい
- 過去問などを解きながら辞書のように使える
私が使いやすいと感じていたいちばんの理由は、科目・論点ごとに見出しになっていること。
私は資格試験の勉強をするとき、テキストから読むのではなくまず過去問を解いてみる→解けなかった・意味がわからなかった科目名や論点をテキストで確認する、という手順で勉強しています。
このやり方に『スッキリわかる建設業経理士2級』はピッタリで、わからない科目や単語を見出しから探してそのページを読む辞書のような使い方ができるんです。
読む頻度が多いページにはふせんを貼って、読まなくなってきたらふせんを剥がして……を繰り返した結果、時短と定着の実感を同時に味わえてかなり捗りました。
ちなみに受験当日まで「社債」と「工事間接費配賦差異」のページにはふせんを貼りっぱなしでした。
ちなみにレビューを見ると、おすすめできない点として
- 内容が薄い
- 簿記未経験者にはわかりにくい
といった意見が見られます。
ですが私としては、この1冊で内容が薄い・わかりにくいと感じる場合、他の建設業経理士2級のテキストを探すのではなく日商簿記3級の勉強をしっかりするのがおすすめです!(後述します)
合格するための過去問題集 建設業経理士2級(TAC出版)
建設業経理士2級独学合格に必要な2冊目はこちら。
こちらもTAC出版の合格するための過去問題集 建設業経理士2級です。
過去問がなんと12回分も収録されている超お得な問題集。正直、これ1冊を完璧になるまで繰り返すだけでOKです。
しかし過去問だけでは意味を理解できない内容も多々あるので、補助のために先ほどの『スッキリわかる建設業経理士2級』もあると良いですね。
過去問を12回分解くとわかりますが、建設業経理士2級は出題形式が安定していて、突然トリッキーな形式の問題が出てくることはまずありません。
よって過去問の繰り返し演習が何よりも重要。とにかく収録回数の多い問題集を何周もして出題形式に慣れることが、合格への最短ルートなんです。
どんな問題が出題されるか知りたい人は、建設業経理検定試験公式サイトの過去問公開ページを見てみてください。(解答は公開されていません)
簿記が初めての人は日商簿記3級を先に勉強すべし
先ほどもチラッと紹介しましたが、建設業経理士2級のテキストが難しい・わかりにくいと感じる場合は簿記の基礎ができていない可能性が高いです。
よって完全に簿記を初めて勉強するという人は、建設業経理士2級の問題に挑戦する前に日商簿記3級を勉強しましょう!
日商簿記3級を受験する必要はないけど、勉強はしたほうが良いです!
紹介した『スッキリわかる建設業経理士2級』も簿記初学者向けとはうたっていますが、実際のところ「仕訳って何?」というレベルの人が読むには序盤の解説が少ないのも事実。
これは建設業経理士2級のテキストが意地悪をしているわけではなく、学習者に簿記の基礎がある程度あることを想定して復習程度の解説しかしていないからだと思われます。
実際日商簿記3級レベルの基本的な仕訳を理解してからのほうが、建設業経理もするする入ってきやすくなりますので、完全簿記初心者と自覚がある場合はぜひ日商3級を勉強しましょう。
日商簿記を初めて勉強する人におすすめのテキストはこちら。
前述の2冊と同じくTAC出版のみんなが欲しかった!簿記の教科書 日商3級です。
日商簿記にも「スッキリわかるシリーズ」はありますが、簿記初学者にはより情報量の多い『みんなが欲しかった!簿記の教科書』のほうがおすすめです。
建設業経理士2級は「スッキリわかる」、日商簿記3級は「みんなが欲しかった」がおすすめです。間違えないように気をつけて!
建設業経理士2級 独学は自信がない人はユーキャンを使おう
ここまで独学で建設業経理士2級に合格するためのテキスト・方法を紹介してきました。しかし……
- 独学では合格できる自信がない
- 日商簿記3級を先に勉強するのが面倒
- わからないところを人に聞きながら勉強したい
こう思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなあなたには、独学よりもユーキャンの2級建設業経理士講座
ユーキャンの2級建設業経理士講座の強みは、こんな感じ。
- 薄くて軽いテキスト+web学習でいつでもどこでも勉強できる
- 簿記初学者向けの副教材『はじめての簿記』で基礎から勉強できる
- 5回分の添削課題・1日3回の質問で充実したサポートが受けられる
独学だとサボってしまいそうだったり、壁にぶつかって諦めてしまいそうな人にはありがたい教材やサポートが充実しています。
特に「日商簿記3級から勉強なんて、どこまでやったらいいの?」という人には『はじめての簿記』がピッタリ。
簿記の基礎のうち、建設業経理士2級に必要な範囲だけ勉強できるので、関係ない範囲まで勉強したくない人やできるだけ時間を節約したい人におすすめです。
\ 効率的な勉強で合格するなら /
まとめ
建設業経理士2級は合格率が40%前後で、対策もしやすいので比較的取りやすい資格。
できることなら一発で合格してしまいたいですよね。
今回の記事の内容をまとめますので、建設業経理士2級に挑戦する人はぜひ参考にしてみてください。
- 簿記の基礎に自信がある人……テキスト・問題集の2冊でOK
- 簿記が初めて/そこまで自信がない人……まず日商簿記3級のテキストを見てみる
- 日商簿記3級を独学できそうな人……そのまま建設業経理士2級も独学で突っ走ろう
- 日商簿記3級につまずきそうな人……通信講座で賢く必要なことだけ勉強しちゃおう
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